2009年08月の読書記録

8月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1508ページ

ダイロンの聖少女 クラッシャージョウ(10)ダイロンの聖少女 クラッシャージョウ(10)
基本的感想は前作と同じ。付け加えるとサイボーグってのは改造されていても「人間」だから、群れなすゾンビのごとく虐殺して良いってモンではない。さらにネネトはルックス的に萌え要素が足りない。とはいえ、実のところアルフィンにも萌えなくなっている私が、対象読者ではなくなったということだと解ってはいる。この後、「ダーペア」も控えているのだけれど、ちょっときついかな。
読了日:08月30日 著者:高千穂 遙,安彦 良和
ワームウッドの幻獣―クラッシャージョウ〈9〉 (ソノラマ文庫)ワームウッドの幻獣―クラッシャージョウ〈9〉 (ソノラマ文庫)
大昔、ソノラマ文庫全盛時期には新作が出るたびに貪るように読んだ「クラッシャージョウ」だ。映画まで見ちゃったモンな。さすがに今現在、この年になってから読むとご都合主義のスペオペ厨二展開が目に余る。一方の主役たる幻獣の生物学的、生態学的背景など考え始めると突っ込みどころが枚挙にいとまがない。ストーリー的にも生き死にや洗脳されたりされなかったりに恣意的展開が多すぎて萎える。もう、本作を喜んで夢中で読むような、想定読者ではなくなってしまったと言うことか。
読了日:08月30日 著者:高千穂 遙,安彦 良和
ミステリ交差点ミステリ交差点
分厚い本だ。一回ごとに二作ずつ取り上げていることもあり、なかなか読み終わらないのではないかと危惧したが、平易な紹介文でさくさく読み進めることが出来た。いったんさくっと読み終えて、後は物色するときの参考書としてぱらぱら引かせて貰う用途が合いふさわしいか。SF版も購入するか、ちょっと悩んでいる。
読了日:08月14日 著者:日下 三蔵
社交ダンスが終った夜に (新潮文庫 フ 15-6)社交ダンスが終った夜に (新潮文庫 フ 15-6)
SFっぽい道具立て、舞台によるファンタジーかと思っていたら、実は隠喩に満ちた物語だったとは。ブラッドベリの作品をまた引っ張り出して読み直してみなければ…と思わせるに足る新作。ここまで来ると、ずっと生き続けてくれるような気がする。
読了日:08月14日 著者:レイ・ブラッドベリ

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