平成24年08月の読書記録

2012年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1719ページ
ナイス数:17ナイス

臨機応答・変問自在 ―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)臨機応答・変問自在 ―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)感想
高校までで基礎教育を終了し、大学は研究への端緒であるという基本姿勢。問題を解決するために、何が問題となっているのかを明らかにし、問題解決のために適切な設問を作り上げる能力が必要。大学教員としては真っ当な意見だ。学生の質問する能力を育てる作業はTeachingではなくCoachingに近いのかと思うが、森博嗣の手法は外している。本書を成立させたのは編集者の力業が大きかったのかと感じた。いや、面白かったのですけれどね。
読了日:8月1日 著者:森 博嗣
臨機応答・変問自在 2 (集英社新書)臨機応答・変問自在 2 (集英社新書)感想
二匹目のドジョウを狙って外した感強し。 森博嗣は解ってやっているのかもしれないが、編集者に投げた感じがする。
読了日:8月2日 著者:森 博嗣
自分探しと楽しさについて (集英社新書)自分探しと楽しさについて (集英社新書)感想
森博嗣の芸風として、どう考えてもタイトル通りの内容ではなく逆説的なエッセイになっているはずだと先入観に凝り固まって読み始めた。思いっきりタイトル通りの素直な内容でドギマギしてしまった。人生のまとめに入ってしまったのですね。
読了日:8月9日 著者:森 博嗣
創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)感想
あくまでも趣味の工作者としての森博嗣視点。指先でミクロン単位の工作を生業として続けている、街の職人さんへのインタビューとかと合わせて構成したら、とても良い工作論になったのではなかろうか。残念。
読了日:8月10日 著者:森 博嗣
戦闘妖精・雪風解析マニュアル戦闘妖精・雪風解析マニュアル感想
雪風シリーズ一気読み返しに伴って、本書にまで手を出してしまった。神林長平作品は言語と概念が重要なモティーフになることが多いので、なかなか画像化が困難と思うけれど、雪風シリーズの初めの部分は「魅せる」ことが比較的容易かもしれない。後半もこの調子でビジュアライズ出来るのかは疑問だけれど。
読了日:8月15日 著者:
レバレッジ・リーディングレバレッジ・リーディング感想
仕事が忙しくて、全く読書が出来ない時期に読み始めた。本書の中に述べられている通り、入浴している間に読み進めたりした。実用書の読み方としてはとても理にかなっている。何よりも前書きを読み込むだけで、本書の主張はほぼ網羅できてしまうという構成が潔い。 ただ、読みたい本は実用書だけではない。 噛み締めるようにして読みたい本もある。
読了日:8月25日 著者:本田 直之
薀蓄好きのための格闘噺薀蓄好きのための格闘噺感想
格闘技好きのための蘊蓄噺でした。 夢枕獏版の「プロレススーパースター列伝」が読みたいです。
読了日:8月28日 著者:夢枕 獏
小説家という職業 (集英社新書)小説家という職業 (集英社新書)感想
成功者が、成功した手法について徹底的に真面目に明かした一冊。本気で「小説家という職業」を目指したいなら、最低限キチンと押さえておくべき事柄が列挙されていると思う。ちゃんと理論的裏打ちもあるし、実際に作者が成功したという裏付けもある。現実的解法だ。
読了日:8月28日 著者:森 博嗣

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