2010年12月の読書記録

12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1584ページ

ラーゼフォン―時間調律師 (徳間デュアル文庫)ラーゼフォン―時間調律師 (徳間デュアル文庫)
ノベライズと言うより、ジャンルは完璧に神林長平。「ねだるな あたえて かちとれ」テーマはここに帰結するらしい。 奪えないなら、与える。 だから、奪うと与えるは通常の意味通り対立する概念。 奪い取って勝つことが出来なくても、与えることによって勝つことが出来る。 相手の愛を奪い取る→相手に愛される対象となり、一身に相手の愛を受ける状態にならないのなら、逆に一心に相手を愛して、こちらの愛を注ぎ込んで相手を自分の愛で溺れさせて勝つと言うことか…なんて、昼ドラ(^^;
読了日:12月02日 著者:神林 長平,BONES
思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
ユビキタス・キャプチャやライフログの記録。Web情報のクリップなどは本書におけるスクラップやカードにまとめる事に当たる。情報収集は電子化で手軽に実践出来るようになったが、情報を咀嚼、整理し有益な出力とするには手書きが欠かせないのかも知れないと感じた。。ノート、メタノートと何冊も手書きをすることで思考の純化が促されるのかもしれない。
読了日:12月10日 著者:外山 滋比古
逆算メモ術 〜結果を出している人の実践テクニック〜 (マイコミ新書)逆算メモ術 〜結果を出している人の実践テクニック〜 (マイコミ新書)
メモは単なる備忘録ではなく、脳内を言語化、「見える化」することによりアクションを促すアウトプットであるという切り口。本書をきっかけとして、登場する多彩な方々の著書に当たってみたいと感じた。
読了日:12月13日 著者:
ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
Twitterについての現状解説。単純ゆえに多彩な使い方が出来るサービスなので、通常のコミュニケーション・ツールとしての使い方以外にも言及して欲しかった。様々なWebサービスiPhoneのアプリと連携することで、ライフログを記録し集積するツールとしても使えるなど、ある意味ではWebと別種のインフラになりつつあるのかもしれない。
読了日:12月16日 著者:コグレ マサト,いしたに まさき
宇宙旅行はエレベーターで宇宙旅行はエレベーターで
軌道エレベータ」の概念を初めて知ったのはクラークの小説だった。ビジュアルとして把握したのは「宇宙戦艦ヤマト」の後番組「ブルーノア」だった。子供心に戦艦や潜水艦が空を飛び、時空を飛び越えるのと同様、SF世界の物語だと思い、現在に至っていた。いつの間にかカーボンナノチューブが量産化されたら、困難は山積しているにせよ実現出来るところまで来ていたとは思わなかった。実現可能で、必要性があることは必ず実現する。
読了日:12月18日 著者:ブラッドリー C エドワーズ,フィリップ レーガン
その科学が成功を決めるその科学が成功を決める
本書はいろいろなライフハック系サイトの元ネタ、種本になっている。語り口は平易で読み手の興味をそそる構成になっている。その分、若干論旨がが右往左往するきらいがあり、要約、抜き書きする際にちょっと考える必要がある。それもまた著者の意図するところなのかもしれない。ただし、邦題は言語明瞭意味不明。
読了日:12月28日 著者:リチャード・ワイズマン

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